本ページでは、祖田修がCoproducer、Composer、Pianistとして参加しているCD 『FIRE HORNS』のメンバー紹介、ライナーノートのページの紹介、 “試聴用mp3ファイルのダウンロード”サービスも行っております。 ●『FIRE HORNS』のCD収録曲に関しましてはこちらを御覧下さい。
■収録曲 (1〜9tr.全ての曲のサンプルmp3ファイルのダウンロードサービスを行っております。) ※サンプルmp3は製品版(CD)とは”音質”が異なります。 ※mp3の聴き方についてはこちらのページを御覧下さい。
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Track | Title | Composed by | Time |
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1. | HAROLD THE GREAT | Bill McFarland | 6:39 | download (492KB) |
1960年代に、黒人人権運動に多大な貢献を残した 故ハロルド・ワシントンが逝去した夜に、バンドリーダー、 トロンボーンプレイヤーのビル・マクファーランドにより 作曲された、シカゴ・ホーンズを代表するナンバーの一つである。 アフリカン・アメリカンの不屈の精神を象徴する8分の12拍子のリズムと、 雄々しいメロディ・ライン、ソロのバックに引用されるアフリカ象の雄叫びを イメージしたリフレインが印象的な作品である。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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2. | HIP HOP SWING | Kenny Anderson | 4:50 | download (387KB) |
タイトルが示すように、1990年代初頭にN.Yにあふれていた ヒップ・ホップの興隆期の雰囲気をJAZZミュージシャンとしての 印象から作曲した、シカゴ・ホーンズの偉才ケニー・アンダーソンによる 作品である。 素晴らしいヴォーカリストであり、シャープなドラマーでもある ケニーならではの魅力あふれる斬新な一曲である。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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3. |
MAHO'S DREAM I | 祖田修 | 5:03 | download (446KB) |
それまでのシカゴ・ホーンズのイメージを一新し、 このバンドの新たな一面を音楽シーンに紹介する事となった作品。 タイトルの「MAHO」は、祖田修の家族全員の ファースト・ネームのイニシャルであり、 サックスプレイヤーである父親の祖田正仁に捧げられた曲である。 ピアノが何かを回想するするように開始するイントロに導かれ、 テナー・サックスとピアノが会話しているようなAメロの後、 力強いながらもどこかやるせなさを感じさせるBメロセクションが 印象的なコントラストを形作っている。 祖田修の耽美的でピアニスティックなソロとラストメロディ・コーラスの後、 冒頭のイントロのフレーズが、バンド全員の演奏により回帰する。 曲の最後のコードの響きも、何か未来への継続を暗示させる オリジナリティあふれる作品である。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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4. | MILD WIND | Webster Lewis | 10:55 | download (472KB) |
本アルバム唯一、メンバーのオリジナル曲ではないトラックであるが、 このグループにとっての畏友、キーボーディスト・シンガーソングライターの ヴィンス・ウィリスのオリジナル・アレンジに 祖田修が再アレンジを施した大作である。 自由なそよ風の戯れな流れを思わせる曲調が美しく、 各メンバーのソロが紡がれていく。 コーダに現れるホーンセクションの印象的なリフレインに、 このバンドのインターレイシャルな個性が象徴されている。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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5. | MOOD SWINGS | Kenny Anderson | 7:39 |
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いわゆるニュー・エイジ系のJAZZを意識したトランペット・プレイヤー、 ケニー・アンダーソンの筆による佳作である。 ケニーの斬新なハーモニーセンスが見事に表現されている。 ムーディなグルーブに乗ってクールに展開されていく曲でありながら、 コーダ部分に繰り広げられる祖田修とケニーのソロ・バトルに 聴くことが出来るようなパッションが、 この曲の演奏を充分にダイナミックなものにしている。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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6. | PEACE IS THE SKY | Kenny Anderson | 6:23 | download (389KB) |
1980年代の幾分モーダルなJAZZの雰囲気を持った、 ケニー・アンダーソンによるストレート・アヘッドなJAZZチューンである。 ソロイストのバックにおけるリズムセクションの演奏も複層的で、 この曲の演奏を立体的なものにしている。 ぐんぐんドライブするグルーブが魅力の作品。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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7. | MAR・DI GRAS | Bill McFarland | 7:19 | download (361KB) |
このグループの代表曲であり、人気と評価に 火をつけることとなったヒット曲である。 キリスト教の祝祭日の一つである Mardis Gras(マーディ・グラと発音する)のカーニヴァル時期に、 ニュー・オーリーンズを訪れたトロンボーンプレイヤー、 ビル・マクファーランドが、その熱気あふれる町の雰囲気に対する印象を 曲にしたもの。 このグループならではの熱く爽快な演奏が展開される。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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8. | FIRE HORNS | 祖田修 | 7:55 | download (495KB) |
本アルバムのタイトル曲であるこの作品は、 多彩な音楽性を誇るこのグループの原点とも言えるスタイルである 正当派ハード・バップ・スタイルに則った、 聴く者全てに鮮烈な印象を残す作品である。 ピアニスト、祖田修が 「このバンドのテーマ曲になりうる作品を作ったるねん」と突如発奮し、 一晩で一気に書き上げて以来、常にライブ・ステージで オープニングチューンやアンコールチューンに演奏されてきた。 訪米中だったスウェーデン国王の為に演奏した際、 直々に賛辞を受けたり、ブルースの巨匠B.B.キングの絶賛を受ける等 色々逸話の多い作品である。 そのタイトル通り、燃えるような本アルバムでの演奏は、 このグループの演奏能力の高さと、各メンバーの持つ ミュージシャンシップを具現している。 |
Track | Title | Composed by | Time |
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9. | MAHO'S DREAM II | 祖田修 | 5:25 | download (484KB) |
本アルバムのボーナストラックである。 MAHO`S DREAM I のオルタネートテイクのこのトラックは、 レコーディング中、スタジオ内で繰り広げられる、 ミュージシャン達の演奏解釈への試行錯誤を伺うことの出来る 興味深い記録の一つとして貴重である。 |